シニアのための『笑顔フォト』

かけがえのない家族のために残す
『笑顔フォト』
~飾らない笑顔が永遠に輝き続けるから~

「遺影」は、残された家族や大切な友人が元気だった頃や、一緒に過ごした時間を思い出し語りかけられるもの。

そして、次の世代に残す大切な写真です。

遺影写真の現実

「遺影」というとほとんどの方が「そんな縁起でもない」「まだ元気で生きているのに」と、いやがられると思います。

当たり前ですが、人は永遠に生きられません。いずれは、「そのとき」が平等に訪れます。

世間によくある出来事ですが、葬儀の際遺影写真を準備する場合、残された家族によって手許にあるスナップ写真や、結婚式などの集合写真の中からお亡くなりになった方のお写真を選び、ほとんどが葬儀社の委託業者の手で制作されます。
その遺影写真は残念なことにお亡くなりになった方のお顔だけを抜き取り、コンピュータ画像処理にて処理されます。

これが現実です。

どうして人生の最後にして最大のセレモニーにあなたの「自分らしい想いのこもったお写真」が「遺影」として、祭壇に飾られないのでしょうか?なんだか寂しいと思いませんか?

あなたの祭壇を飾る遺影は、「自分らしく」、「自分が気に入った」、「自分が決めた」お写真を使いたいものですよね。

「いい写真だったね」、「あの人らしい写真だったね」と、そんな声が聞けたらいいですね。

どんな「あなた」を残しますか?

自分も納得、お気に入りの写真を「そのとき」のために・・・
写真にもこだわりが大切です。どんなイメージで撮られたいですか?

こんな感じは~

  • ナチュラルな感じでおしとやかに
  • 笑顔あふれる元気な姿で
  • お気に入りの洋服や思い出の詰まったお着物で
  • 趣味や今までの頑張ってきたお仕事のスタイルで自分らしく、個性的な姿で

誕生日や還暦のお祝いの日など特別な日に撮影もいいし、思ったときが撮影のチャンスです。

私の体験談(生前遺影写真、撮ってよかった!)

仕事柄お客様の葬儀の際の遺影写真の制作に携わったり、葬儀の際のスナップ撮影など何度も体験しております。

残されたご家族の悲しみに満ちたお姿や、ご供養にいらしたご親戚、ご縁の深い友人の皆様のお姿を第三者的に拝見させていただいております。葬儀の際に一番気になることは、祭壇の中央を飾る遺影写真です。
「ご本人が生き生きと写っている写真」、「とっても寂しそうに写っている写真」、「合成写真でボケて違和感のある写真」など、様々な遺影写真を拝見いたします。

ここ数年、どうしてこの大切な最後のセレモニー時の遺影写真が素敵な生き生きとした写真ではないのかと、残念でしかたありませんでした。

私の身の回りで体験したことです。
実は母を亡くして15年ほどになります。母の病名はがんでした。発見が遅れ末期がんと診断されて2年間入院退院を繰り返し、家族の見守る中で71歳の生涯を終えました。

母が末期がんでしたので、離ればなれになった兄弟や親戚間の交流も頻繁になりました。

私は母がそんなに長くないと思い、「お母さん、家族全員が揃うから今日は写真を撮ろうよ」と持ちかけ、スタジオで家族写真を撮影しました。

その後、母の生前遺影写真を撮影することになりました。兄弟5人で一人ずつ感謝の気持ちを込めて撮影いたしました。母も家族が全員揃い大変嬉しそうで、ニコニコ笑顔。母にとって、そして家族にとって「かけがえのない特別な一枚」ができました。もちろんこの写真を母の葬儀の「遺影写真」として飾ることになりました。
家族全員の心のこもった「この遺影写真」を母も天国から喜んでくれていると思います。

父も85歳を迎え元気に過ごしております。先日、生前遺影写真を撮影致しました。元気だからこそ素晴らしい写真ができると実感致しました。

かけがえのない家族のためにもお元気なうちに「自分らしい一枚」を撮影することは、素晴らしいことだと思います。